陽水ライヴ もどり道

井上陽水 陽水ライヴ もどり道歌詞
1.夏まつり

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

十年はひと昔 暑い夏
おまつりはふた昔 セミの声
思わずよみがえる 夏の日が
ああ今日はおまつり 空もあざやか

自転車のうしろには 妹が
ゆかた着てすましてる かわいいよ
もらったおこづかい なくすなよ
ああ今日はおまつり 早く行こうよ

綿菓子をほおばれば すぐとける
友達もみんな居る 笑い声
道には並ぶ店 オモチャ売り
ああ今日はおまつり 何を買おうか

十年はひと昔 暑い夏
ふるさとはふた昔 夏まつり


2.いつのまにか少女は

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

いつのまにか青い空がのぞいてる
思いつめた黒い雲は 逃げてゆく
君はどこで生まれたの育ってきたの
君は静かに 音もたてずに 大人になった
Un un Un un un

白い膚が 光に触れまぶしそう
髪の色は 青い空に浮きたって
燃える夏の太陽は そこまできてる
君は季節が変わるみたいに 大人になった
Un un Un un un

いつのまにか 「愛」を使うことを知り
知らず知らず 「恋」と遊ぶ人になる
だけど春の短さを 誰も知らない
君の笑顔は悲しいくらい 大人になった
Un un Un un un Un un un


3.紙飛行機

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

白い紙飛行機 広い空をゆらりゆらり
どこへ行くのだろう どこに落ちるのだろう
今日は青空が隠れている

風が吹いてきたよ 風にのれようまく
だけどあまり強い風は 命取りになるよ
君はプロペラを知らないのか

雨が降ったら 弱い翼はぬれてしまう

強い雨も風も 笑いながら受けて
楽しく飛ぶ事も悪い事じゃないよ
だけど地面に落ちるまで短い命だね
君は明日まで飛びたいのか

白い紙飛行機 どこへ行くのだろう?
白い紙飛行機 どこへ落ちるだろう?


4.あかずの踏切り

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

目の前を電車がかけぬけてゆく
想い出が風にまきこまれる
思いもよらぬ速さで
次々と電車がかけぬけてゆく
ここはあかずの踏切り

踏切りのむこうに恋人が居る
あたたかいごはんのにおいがする
ふきこぼれてもいいけど
食事の時間はのばしてほしい
ここはあかずの踏切り

電車は行く先を隠していたが
僕には調べる余裕もない
子供は踏切りのむこうと
こっちとでキャッチボールをしている
ここはあかずの踏切り

相変らず僕は待っている
踏切りがあくのを待っている
極彩色の色どりで
次々と電車がかけぬけてゆく
ここはあかずの踏切り


5.たいくつ

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

つめがのびている 親指が特に
のばしたい気もする
どこまでも長く あー Mn Mn...

アリが死んでいる 角砂糖のそばで
笑いたい気もする
あたりまえすぎて あー Mn Mn...

手紙が僕にくる 読みづらい文字で
帰りたい気もする
ふるさとは遠い あー Mn Mn...


6.人生が二度あれば

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

父は今年二月で六十五
顔のシワはふえてゆくばかり
仕事に追われ
このごろやっと ゆとりができた

父の湯呑み茶碗は欠けている
それにお茶を入れて飲んでいる
湯飲みに写る
自分の顔をじっと見ている
人生が二度あれば この人生が二度あれば

母は今年九月で六十四
子供だけの為に年とった
母の細い手
つけもの石を持ち上げている

そんな母を見てると人生が
誰の為にあるのかわからない
子供を育て
家族の為に年老いた母
人生が二度あれば この人生が二度あれば

父と母がこたつでお茶を飲み
若い頃の事を話し合う
想い出してる
夢見るように 夢見るように
人生が二度あれば この人生が二度あれば


7.帰郷(危篤電報を受け取って)

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

季節はづれなのは ホトトギス
誰が笑ってるも 知らぬまま
喉に血吐見せて 狂い泣く
あわれ あわれ 山のホトトギス
もうすぐだね 君の家まで

雨がぬらすだけの田植唄
黒い牛の背中に乗った人
空は見てるだけでこわれそう
ながい終りのない田植唄
もうすぐだね 君の家まで

どこへ流れてゆく天の川
渡る船の様な流れ星
僕のふたつの目で見えるもの
全部流せ 流せ天の川
もうすぐだね 君の家まで


8.感謝知らずの女

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

僕はあなたの為に
すべて忘れて働いた
絹のドレスも帽子も
みんなあなたに買ってあげた

だけどあなたは
感謝知らず 感謝知らずの女

ダイヤモンドの指輪
いつか誕生日にあげた
そしてあなたは言った
もっと大きいのが欲しいわ ah…

だからあなたは
感謝知らず 感謝知らずの女

ありがとうと一言
なぜいえないのかなぁー

たとえこの世が終っても
僕はあなたを愛すだろう
しかしあなたはこの愛を
あたりまえだと 思うのだろう

だからあなたは
感謝知らず 感謝知らずの女

ありがとうと一言
なぜいえないのかなぁー

感謝知らずの女 感謝知らずの女
感謝知らずの女 uh…


9.愛は君

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

※愛は空 愛は海 愛は鳥 愛は花
愛は星 愛は風 愛は僕 愛は君※

君の笑顔が僕は好きだよ
僕はとっても愛しているよ
君のその手にそっとふれたい
僕は君だけ愛しているよ

(※くり返し)

僕のすべてを君にあげたい
僕はこんなに愛しているよ
君のそばから離れたくない
僕は本当に愛しているよ

(※くり返し×2)

ラララ…


10.東へ西へ

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういう訳だ
満月空に 満月明日は いとしいあの娘に逢える
目覚し時計は 母親みたいで心がかよわず
たよりの自分 は睡眠不足でだから
ガンバレ みんなガンバレ 月は流れて 東へ西へ

電車は今日もスシヅメ のびる線路が拍車をかける
満員 いつも満員 床にたおれた老婆が笑う
お情無用のお祭り電車に呼吸も止められ
身動き出来ずに 夢見る旅路へだから
ガンバレ みんなガンバレ 夢の電車は 東へ西へ

花見の駅で待ってる君に やっとの思いで逢えた
満開花は 満開君は うれしさあまって気がふれる
空ではカラスも敗けないくらいによろこんでいるよ
とまどう僕にはなんにも出来ないだから
ガンバレ みんなガンバレ 黒いカラスは 東へ西へ

※ガンバレ みんなガンバレ 月は流れて 東へ西へ
ガンバレ みんなガンバレ 夢の電車は 東へ西へ
ガンバレ みんなガンバレ 黒いカラスは 東へ西へ※

(※くり返し)


11.家へお帰り

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

子供が道で泣いてる しかられて
よごした服は 涙でぬれている

さあ 泣かないで 家へお帰り
夕焼けに サヨナラ言ってお帰り

さあ 泣かないで 家へお帰り
今日の日は すべてがこれで終った


12.傘がない

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ

つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろう?

テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
だけども問題は今日の雨 傘がない

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の家に行かなくちゃ 雨にぬれ

つめたい雨が僕の目の中に降る
君の事以外は何も見えなくなる
それはいい事だろう?

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
君の家に行かなくちゃ 雨の中を

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ
雨にぬれて行かなくちゃ 傘がない


13.星(終りのテーマ)


14.夢の中へ

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?
カバンの中も つくえの中も
探したけれど見つからないのに

まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?

休む事も許されず
笑う事は止められて
はいつくばって はいつくばって
いったい何を探しているのか

探すのをやめた時
見つかる事もよくある話で
踊りましょう 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?

探しものは何ですか?
まだまだ探す気ですか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?